医療法人社団百子会 やまな病院

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看護師より

「食中毒について」 2005
7.1

看護師の山崎です。やまな病院に来て早2年、まだまだ看護師としても人間としても未熟な私です。
至らない点多々あると思いますが、よろしくお願いします。
さて、梅雨の季節も過ぎ、日に日に気温も上昇しています。食中毒が発生しやすい季節です。
食中毒とは食品による中毒症のことで、最も多いのが細菌によるものです。
気温が15℃以上に上がる春から秋にかけて多発します。
症状として、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱などがあります。
菌種によって感染源となる食品が様々で、食中毒の中でも感染型食中毒と毒素型食中毒に分かれます。
前者は食品の中で増殖した菌が共に取り込まれ、腸管内で毒素を産生し症状を起こさせます。
後者は食品の中で増殖した菌が食品中に毒素を放出し、この毒素を食品とともに摂取することにより発症します。

・感染型は

  1. サルモネラ食中毒・・・原因菌はサルモネラ菌。保菌者,家畜,ペット,ネズミなどから。鶏が感染すると卵が汚染されて感染源となる。症状は腹痛,嘔吐,下痢,発熱。
  2. 腸炎ビブリオ食中毒・・・原因菌は腸炎ビブリオ菌。海産の魚介類が感染源。主症状は発熱,腹痛,下痢で、水様便のときには粘血便を呈す。
  3. 病原大腸菌・・・原因菌は病原大腸菌(O-157など)。原因食品として刺身,生かき,すし,かまぼこ,卵焼き。症状は発熱,腹痛,粘液水様性下痢。
  4. カンピロバクター食中毒・・・原因菌はカンピロバクター。感染した鶏肉の加熱が不十分なものや、野鳥の糞便で感染された水も感染源。主症状は粘液性下痢便,発熱。

・毒素型は

  1. ブドウ球菌食中毒・・・原因菌はブドウ球菌。調理中に調理者の保有する菌で食品に感染。主症状は激しい嘔吐,吐き気,腹痛,下痢も。
  2. ボツリヌス菌食中毒・・・原因菌はボツリヌス菌(の毒素)。土壌によって食材が感染し、かつ嫌気状態に保存された食品が感染源。ソーセージ,缶詰,いずしなど。主症状はマヒ、目の症状(二重に見える,瞼が垂れる,光が眩しい)、分泌障害(口の乾き,涙が出にくい)。食中毒のなかで最も死亡率が高く危険。

以上から、予防策として感染していない食品を選び摂取すること、
まな板など調理器具を清潔に保つこと、
しっかりした手洗いの習慣を身につけることも重要と言えるでしょう。
食中毒に注意してよい食生活をお送りください。

看護師 山崎留美

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