X線室
バリウムの危険性について
先頃、新聞に次のような記事が掲載されました。
厚生労働省は24日(平成17年11月)、検査薬「硫酸バリウム」を使い、
1954年以降で副作用(疑い、因果関係不明も含む)として「消化管穿孔等」が27例(うち死亡4例)、「ショック」が18例の報告があったとして、「医薬品・医療機器等安全性情報」の重要な副作用情報に追加した、と発表した。
年間推計使用者数は約1750万人。(毎日新聞)
これに先立ち、製薬会社の方からも「使用上の注意」の改訂の通達がありました。
そこで、当院としても検査前問診の強化により副作用の発生を未然に防ぐこととしました。
平成17年12月より当院発行の同意書に署名のない場合、当院では胃の検査が受けられなくなります。
ご協力お願いいたします。
なお、事前に同意書が必要な方は当院発行の同意書のリンクをクリックしてB5で印刷してご利用下さい。
<追記>当院では以前よりバリウムの危険性に着目し、使用量を最小限にする努力をしております。
現在は約70ml程度の使用に抑えております。(ヤクルト1本とほぼ同量です。)
その結果、ここ数年胃の検査の方に下剤はお渡ししておりませんが排便困難等の報告はありません。
安心して検査をお受け下さい。
ご不明な点がございましたら、検査担当者にお問い合わせ下さい。